1 ) ハグは鼓動や体温を感じられる
ハグの人気の一つは、相手の体温や鼓動を感じられるからです。
相手の体温や鼓動を感じられると、それを通して安息が心に生まれます。
気持ち的にも前向きにしてくれるところもハグの良いところです。
ハグにより安心し、やる気も出てきます。
抱きしめることで、得られるものがたくさんあります。
ハグには大きなストレス解消効果があることがわかりました。
ストレスが溜まったり、寂しさを感じた時は、無理に我慢をしないで自分が愛おしいと思える人や物に触れ合う時間を作って、心に安らぎを。私も今夜ダーリンにギュってしてもらっちゃおう。
愛おしい存在と触れ合うことでつらい気持ちも安心感に変わっていく。ハグは、人間が持っている不思議なちからなのかもしれません。
不安なことや寂しい感情があると眠れなくなる、イビキや呼吸が浅くなる、といった睡眠障害がある方は、抱き枕としても使えるような大きなぬいぐるみを持つことをおすすめします。
抱きつくことによる安心感が得られる以外に、抱きついて寝るときの姿勢が横向きになることで、イビキをかきにくくなったり、睡眠時無呼吸症候群やうつぶせ寝の予防にもなります。
「自分にはハグができるような相手がいない」と落ち込む必要はありません。
人以外でも、ハグと同様の効果が得られるものがあります。
例えばペットやお気に入りのぬいぐるみです。自分が愛おしいと思うものを抱きしめることでも、愛している人とハグするのと同様、オキシトシンは分泌されます。
動物やぬいぐるみの愛らしい容姿や表情は、視覚からも心を和ませてくれますよね。「かわいい!」と思ってそれを抱きしめるという行為が大切です。
ただしペットを抱きしめる際は自分勝手に抱きしめるのはいけません。人間と同様、ペットともきちんと信頼関係を構築してから抱きしめることが重要です。
オキシトシンはお互いが想い合っている相手とハグする時にのみ放出されることがわかっています。
そのため、相手が自分のことを好きだからといって、自分が好きでない相手に義理でハグをさせてあげても相手の脳からオキシトシンは出ないのです。
したがって、ハグの効果を得るためには「自分が愛情を注げる対象であること」がとても重要になります。
愛情がない相手や嫌いな相手とのハグには、ストレスを解消するどころかむしろストレスが増えてしまうこともあります。
例えば、嫌いな人や苦手なもの(虫など)から触られそうになったら身体はどうなりますか?
ビクっとして緊張しますよね。緊張した体は硬直状態になってしまい、神経は興奮してしまいます。
そのような状態では当然幸せホルモンのドーパミン、癒しホルモンであるオキシトシンは分泌されることはないので血圧は上昇し、呼吸は浅くなってしまうのです。
ただ、抱きしめ合わなければまったく効果がないということではありません。
つらい部分に手を当ててもらったり、さすってもらったりした際に痛みやつらさが和いだ、という経験を持っている方は多いと思いますが、愛情を持って触ることで十分ストレス軽減効果はあるのです。
愛し合っている相手と“30秒間”ギュッ
ストレス解消効果を高めるハグは、もちろん愛し合っている人とするハグです。
お互いが向き合うハグ、後ろから抱きしめられるハグ、逆に抱きしめるハグ、どういったハグでも効果はありますが、「守られている」という安心感を得るためには、相手を大きく包む感じで、お互いの密着部分が多くなるやり方がおすすめです。
ハグする場合ですが、人間の体は常に血液が循環していますので、血圧が下がって副交感神経が優位になり、気分がリラックスしてくるまでには少し時間がかかります。
したがって、ハグをしたらすぐに離すのではなく、30秒くらいはそのまま抱きしめ合っていましょう。
相手が落ち着いたころに背中をさすってあげる
抱き合っているうちに相手の鼓動がゆっくりになってきたら、優しく背中をさすってあげるとよりリラックスできます。
また、抱きしめるだけではなく言葉を添えると効果が倍増しますので、耳元で優しく声をかけたりしてもいいですね。
ハグをするとホルモン以外に自律神経にも変化が。副交感神経が優位になり、心身ともにリラックスした状態になるのです(交換神経が優位のときは体が興奮状態になります)。
つまり、身体を副交感神経優位の状態にして心身をリラックスさせ、ストレス軽減に役立つ物質であるオキシトシンを出すためのツールが「ハグ」なのです。
ハグだけではなく、授乳や楽しいおしゃべりをすることでもオキシトシンが分泌されることがわかっています。
同じようなホルモンとしてはセロトニンも有名です。セロトニンは、欠乏するとネガティブ思考になる、やる気が出ない、良質な睡眠がとれなくなる、といった脳の状態を作ってしまう物質です。
実はこれにもオキシトシンが分泌されるとセロトニン神経までも活性化することがわかっているのです。
まず、好きな人とハグをすると、脳内では「ドーパミン」という幸福感を感じた時に出るホルモンと、「オキシトシン」というホルモンが分泌されることがわかっています。
このオキシトシンが分泌されると、血圧の上昇が抑えられ、呼吸が深くなります。ヨガや瞑想を体験したことのある方はよくわかるかと思いますが、呼吸が深くなると身体がほぐれて心がリラックスしてきます。
好きな人とハグをした経験のある方なら誰しも、ハグをした時に落ち着いた、癒された、気持ちいい、安心した、ストレスが和らいだ、といった気持ちを味わったことがあるのではないでしょうか。
なぜハグをするとそのような気持ちになるのでしょう。これにはきちんとした脳のメカニズムがあるのです。
ハグがもたらす効果とおすすめのハグの仕方
ちょっと不安なときや気持ちがざわざわするとき。私たちは好きな人に抱きしめてもらうだけで気持ちが軽くなり、子供のころのような幸せな安心感に包まれることがあります。
ハグによるストレス解消の効果やハグの仕方のちょっとしたアドバイスまで。
心理カウンセラーの小日向るり子さんに解説していただきます。
道端でハグをすることにはちょっと戸惑うかもしれないけれど、家族や大好きな人とハグをしてふっと気持ちが楽になるあの瞬間はかけがえのないものです。
さっきまで涙が喉のあたりまでこみあげていても、あたたかな安心感がそれをゆっくりと取り去ってくれる。ハグとストレスには関係があるのでしょうか。
体の不調は胃腸の疲れなど、自分自身で感じやすいことに目が向きがちですが、デトックスをするにおいて意識すべき臓器は肝臓。肝臓は体の毒素を分解し排出する働きを持っているため、肝臓に疲労が溜まっている状態ではどんどん体内に毒素が溜まっていってしまうことも。
先に挙げたような毒素が体に入り込み、一部肝臓に溜まるということもあるようですが、しっかりと証明されていないようです。
肝臓は毒素を体に溜めないよう、解毒しようと代謝を繰り返す臓器です。そこで重要になるのが、デトックスによる肝臓の毒出し、肝臓に負担をかけないことです。
特に肝臓の疲労につながりやすい飲酒や脂質の多い食事をできるだけ控えるなど、普段の生活習慣を意識することで、肝臓に負担をかけないことが大切です。
今回紹介したファスティングやお白湯などは、体の毒素を排出するとともに、肝臓を休ませる効果も。肝臓は疲労が溜まっても、なかなか症状を表さない沈黙の臓器と言われています。
たとえ自分自身で症状を自覚していなくても、デトックスにより定期的に肝臓を休ませることで本来の機能を活性化し、より健康な体へと導くことができます。
朝起きてすぐ、一杯のお白湯を飲む、という方法もデトックスのやりかたのひとつです。多くの女優さんがやっている健康方法として、すでにご存知だという方も多いのではないでしょうか。
寝ている間に水分が奪われた起床時に、お白湯を飲むことで胃腸を内側から温め、整腸作用に効果があるのだそうです。もちろん、お白湯をそのまま飲むだけでもOKですが、スパイスなどを入れるとより高い効果が期待できます。
体内の解毒を担ってくれている肝臓の働きにアプローチするには、七味唐辛子やクミン、コリアンダーを少量加えたお白湯がぴったり。七味に入っている陳皮や山椒が体の巡りを助け、老廃物排出に一役買ってくれます。
最近はリンパマッサージを行うサロンなども増えていますよね。実はこのリンパマッサージも、自宅でできる気軽なデトックス方法のひとつです。
リンパ管は、体で不要になった老廃物などを流す下水道のような働きをしているのです。このリンパの流れを促すことで、毒素を排出するというものです。首の付け根から肩に向かって下に押したり、ひざ裏から太ももに向かって押したりと、体の末端から中心に向かって流すようにマッサージしていくのがポイントです。
顔のたるみや足のむくみに対して効いている実感がわかりやすく、効果が出やすいので続けやすいのもうれしいですね。お風呂などで体を温めながらやるのもおすすめです。
海外セレブなどが行なっているとして話題になり、デトックスの方法として一般的になりつつあるのがデトックスウォーター。しかし、そのやり方などについてしっかりと理解できている人は少ないのではないでしょうか?
実は、カットしたフルーツや野菜を一晩ミネラルウォーターに漬け込み、それを飲むだけ、という簡単な方法なのです。漬け込む食材により効果が違うため、自分の感じているからだの不調などに合わせて効果の高い食材を選ぶとより高い効果を期待できるでしょう。
注意点としては、水道水などではなくミネラルウォーターを使うこと、フレッシュな食材を使うこと、そしてつくったデトックスウォーターは1日で飲みきることです。
多くの人がデトックスの方法として思い浮かべやすいファスティングや入浴。しかし、もっと手軽に毎日デトックスにアプローチできる方法はあるのでしょうか? ここではさらに3つ、その方法をご紹介します。
体の不調は胃腸の疲れなど、自分自身で感じやすいことに目が向きがちですが、デトックスをするにおいて意識すべき臓器は肝臓。肝臓は体の毒素を分解し排出する働きを持っているため、肝臓に疲労が溜まっている状態ではどんどん体内に毒素が溜まっていってしまうことも。
デトックスの方法として、一番身近で毎日気軽にできる方法と聞いて一番はじめに思いつくのは「入浴」ではないでしょうか? 入浴することで発汗が促され、汗と一緒に毒素を排出されると感じてしまいますが、実は入浴自体にデトックスの効果は低いのだそう。
体から毒素を排出する割合は、便75%、尿20%、汗3%、爪1%、髪1%と言われています。つまり、汗と一緒に排出される毒素はたったの3%。毒素排出の大部分を担う便からは食べ物から出た老廃物、有害ミネラル(鉛、カドミウム、水銀、ヒ素など)、尿からは有害ミネラル、過剰な水溶性ビタミン、老廃物、食品添加物が排出されます。
入浴後は体から水分が抜けるため、一時的な体重の減少が起こることで「デトックスになっている」という勘違いを引き起こしてしまうのです。
しかし、入浴がデトックスに対してまったく関係がないかというと、そうではありません。入浴し体温を上げることで、代謝が促され、冷え性やむくみの改善につながります。また、胃腸を外側から温めることもできるため、毎日の入浴をしっかり行うことで、直接的ではないにしろ、デトックスをサポートしてくれる効果が期待できそうです。
また、入浴によるストレス軽減は科学的にも立証されており、先日も人間に近い猿に入浴によるストレス軽減効果があることが京都大学より発表されました(※)。
まず、自宅でできるデトックスの方法として上げられるのが「ファスティング」。
2〜3日間、普段の食事をスムージーや酵素ドリンクに置き換えることで、胃腸を休め、臓器の本来の機能を取り戻そうというデトックス方法です。方法としては、
1: ファスティングを行う3日ほど前から、糖質や脂質の多い食事を控える
2: ファスティング当日は朝から水、リンゴやニンジンでつくった野菜ジュース、酵素ドリンクのみで過ごす
3: 2の方法で3日間程度を過ごす
4: ファスティングを終えたら、具なしの味噌汁や、水分が多めのお粥などで体を食べ物に慣らしていく
このような簡単な工程で行うことができます。短期間で行えるため、週末に実施することもできるのがうれしいですね。
注意点としては、ファスティング中はしっかりと水分を摂取すること。ファスティングを終えた後に「どか食い」はしないこと、のふたつです。
食べ物を摂取しない、と聞くと、どうしても実施することに対して身構えてしまいますが、ファスティング終了時には寝つきがよくなったり、体が軽くなったりと、整腸作用以外にも大きな体感的メリットが得られます。
日頃から意識することが大切なデトックス。そのためには、自宅でも簡単にできる方法を理解しておく必要があります。自宅でできるデトックスにはどのようなものがあるのでしょうか? まずは、多くの人がイメージしやすい2つの方法について解説します。
まず、自宅でできるデトックスの方法として上げられるのが「ファスティング」。
2〜3日間、普段の食事をスムージーや酵素ドリンクに置き換えることで、胃腸を休め、臓器の本来の機能を取り戻そうというデトックス方法です。方法としては、